滝沢準指導員 タシュケントオープン(ウズベキスタン)レポート

2019年11月30日〜12月1日の2日間ウズベキスタンの首都タシュケントでITFテコンドー

の国際大会2nd International Tournament TASHKENT OPEN “STAR OF EAST”が開催され

、日本から総勢20名、北区・文京区テコンドークラブからは私滝沢と、小山副師範が指導

するキムズジム南大泉から高校生(以下後輩)と成年会員(以下ガチムチ)、合計3名が

参戦しました。

中央アジア諸国を軸に主催のウズベキスタンの他タジキスタン、カザフスタン、キルギス

タン、ロシアやウクライナの強豪選手らが参戦した中、我々JAPANチームはメダル獲得数

で総合2位を獲得することができました。そして北区文京区からも私がシニア1段型で優

勝、後輩が組手ジュニア-56kgで銅メダルを獲得しました。

試合が始まる前から戦いは始まっているーーそう格闘技に欠かせないのが減量。普段の体

重からそこまで極端に落としたりはしないのだが、やはり国際大会ともなるとシビアにな

る。大会前日の11月29日の昼に出発し、到着した夜に計量というタイトなスケジュールの

今回は減量勢には好条件だ。1kgアンダーで出発し、当日ともなれば脂肪がつくことはな

いので食べ物のカロリーは無視して質量だけを意識する。水分も一度の排泄で200−400ml

なので出た分だけコップ一杯ずつ飲む。機内食はフィッシュorチキンと聞かれてオンリー

ブレッドと答えてパンと持参したグラノーラ50gを食べる。

予定より1時間ほど遅れて22時頃タシュケント空港着、ホテルへ移動後待ちに待った計量

の予定が・・・【悲報】計量は明日やる「かも」。安定の海外適当クオリティ。とりあえ

ず体重計乗って余裕あったのでゼリードリンク流し込んだらめちゃくちゃ美味しかった。

結論から言うと翌日も結局計量は無かったわけだが、減量勢は文句を言いながらも飲んで

食べれば怒りも忘れていた。こんなアクシデントもまぁいい経験。

11月30日競技1日目は型と少年部低学年の組手。低学年のいない日本チームは型のみの日

となった。会場はTOPTENがスポンサーについているようで想像よりは大規模、コート数

も4つで丁度良い大きさだ。これまで経験したワールドカップとは異なったのが、試合の

スケジュールやトーナメントが一切公表されていないということ。そのため会場に響くウ

ズベク語と訛りのある英語コールになんとか耳を澄ませていなければならない。ただ、な

んとなくは下の年齢下の帯から順々に行われていたため、そろそろかといった予測は可能

だった。

行く前から型競技で不安だったのはジャッジの公平性。中央アジアに型のイメージはあま

り無いものの、だからこそジャッジも規程とずれているのではないかと思っていた。しか

し実際はかなりフェアに行われ、日本チームも多くのメダルを獲得することができた。中

にはレベルの高い選手もいたが、型においては全体的に中央アジアより日本の技術レベル

が高かったと言えよう。私が優勝できたのも質の高い指導を受けてきたからこそだと思っ

ているので、結果という形で少しは恩返しできたのかと思う。そういえば事前に聞いてい

たルールは自由1つと指定1つだったが何故か指定だけだったのは言うまでもなく適当クオ

リティ。ケベク練習しまくったのはなんだったんだ。1回戦ポウン準決ケベク決勝クワン

ゲとトサンといい感じに1段全部出たので良かったが。

そんな感じで昼過ぎくらいに型が終了し低学年の組手が始まったので日本チームは撤収。

ホテル送迎のバスが約束通りの時間に全く出ない(適当クオリt)ので、私とガチムチはお

先に白タクでホテルへ。ボられないようにと思ったが30分弱走って提示してきたのは150

円、安い。割高と思われる会場の売店でもパンや飲み物が数十円のため物価はかなり安い

。街や道の雰囲気は、地理通り東南アジアの途上国とヨーロッパの中間という感じ。面白

い国だなぁと思いながら眠りについているこの間に私の表彰式が行われていたのは知った

こっちゃ無い。

 

12月1日競技2日目は組手。この日も昨日同様若い順に始まっているように思われたので、

ジュニアの試合の頃に私とガチムチはアップを始めて後輩のセコンドに入ろうと思ってい

た。しかしどうやらジュニアより先にシニアの試合が始まっており、緊張する間も無く私

の試合が始まろうとしていた。事前に2分1Rと聞いていたのに何故か1分30秒でやってい

る。と思いきや思い出したかのように途中から2分で試合スタート。うん、適当クオr。何

故か初戦は不戦勝で2回戦。今回ウクライナの強豪solovey teamから世界チャンピオンの

Vitalii選手が同カテゴリーのライト級に参戦しており、コーナーで待機中に試合をしていた

。そういや去年のワールドカップでもJulio選手が自分の前にやっていたな…。間近で見る

チャンピオンは画面で見るよりデカく、そして早かった。でも絶対に彼と当たるまでは負

けられないと強く思った。

結果0-4惨敗。出せるものは出し切ったのでこれが今の自分の実力ということに間違いはな

い。だが絶対次は勝ってやるだとかもっと強くなるぞみたいな悔しさがいつもは溢れ出て

くるのにそれが無かった。圧倒的な敗北を喫して限界を感じた。負けて笑いしか出てこな

いのだから選手として終わったわ俺。日本チームの負けて悔しむ選手、勝ってもそこまで

納得してない選手を見ていて、まだみんな強くなりそうで羨ましかった。まぁ帰国して動

画見返したりしていたら結局悔しくなっちゃったんだけどね。そんなことを考えたのもい

い経験と言うことで。

時系列を戻して次はハイパー級ガチムチのセコンドに入る。我々より先にアップを始めた

ジュニアはまだ始まらず後輩はガチ寝していました。国内の大会はいつもめちゃくちゃ緊

張しているのに何故こんなにリラックスしているのだ。ハイパー級は85kg+の無差別のた

めどんな大きい相手が来るかわからない。そして案の定出てきた相手は上にも横にもでか

く、普段大きいガチムチが小さく見えてしまう。それでも怯まず仕掛けていったが、体格

差で優位に動かされてしまい0-4で敗退。残りは後輩に託された。

アップし始めてから数時間、ようやくジュニア-56kgのコールが。身体も冷えてしまった

のではと心配だったが、1回戦動きの調子は良さそうだ。途中帯が解けてセコンドに来た

がなんか変に結んでしまった。中盤仕掛けたパンチは一人しかとってもらえず1-0のまま延

長へ。延長も両者ポイントは無いままサドンデスへ突入。本大会セコンドは叫び放題だっ

たので「そろそろティミョチルギ入る」と「集中切らすな」だけ連呼していた。2分を超

える長期戦の末勝ち取ったのは後輩のティミョチルギ。普段の稽古でやっていた形が出せ

た素晴らしい勝利だ。準決勝も両者譲らない攻防が続き0-0で終わると思われたが、最後数

秒でパンチと3つ目の注意で負けてしまい、3位銅メダル。それでも日本チームが型より

も苦戦を強いられていた組手でのメダル獲得は誇らしいことだ。そして本人がその結果に

全然満足していなかったことが何より素晴らしいと思う。またいっぱい練習して強くなろ

うな。

組手の試合を終えて感じたのは、中央アジアは組手激戦区で、帯も年齢も関係なく無名の

化け物がたくさんいること。国際大会の選考レベルもきっとかなり高いのだろう。

そして個人的課題として、攻撃が前足ばかりの消極的になってしまうこと。国内と違いポ

イントがリアルタイムに表示される海外では、特に先制されてしまうと追う展開となり優

位に進められやすい。そこでもっと仕掛けて取り返さねばならないのが、逆にカウンター

などをとられるのを恐れて前足といった消極的攻撃だけになってしまう。結局最後に焦っ

て大技を仕掛けても意味が無かったので、そうなる前にパンチや奥足も積極的に仕掛けて

いきたい。勿論前足は必要不可欠なのでその精度を高めていく前提でだ。

国際大会は3度目でしたが初の地域大会、ワールドカップとはまた違った刺激を受けるこ

 

とができました。ジュニアが多かった今大会、少ない大人として少しでも引率コーチの方

々の負担を減らそうとは努力して参りましたが、まだまだ至らぬ点がたくさんありました

。お陰様で快適な遠征をできたこと、心より感謝の意を表します。

滝沢準指導員のニュージーランド出稽古

10月8日から18日の間、1日のオフを除いた10日間ニュージーランドのVan Roon Martial Artsで出稽古をさせて頂きました。

 

道場長のCarl van Roonコーチは、選手としてITFをはじめとした数々の世界チャンピオンの実績を持ち、指導者としても数々の選手を輩出している世界でも名高い格闘家です。

 

そんな有名な道場で指導を受けトップレベルの選手らと共に練習できたことは、とても貴重な経験となりました。

 

 

これまで経験してきた練習とはまた違ったスタイルで、例えば組手向けの練習を行うcompetition squadクラスでは、稽古が始まる前には各自のストレッチ等は済ませている前提、稽古の開始時間にはファウルカップからマウスピースまで防具をつけた状態でスタートなので、いきなりアップでマススパーなんてことも多々ありました。ミット蹴りは一切無く(型や基本動作を行うクラスでは行なったが)90分ひたすら対人のコンタクト練習。それ故か色帯やジュニアも皆打撃への距離感やカウンターといった反応が優れていると感じました。またテコンドー選手でもほぼ全員がキックボクシングも経験していることや、パンチの練習がほぼ毎回あることから、組手中のパンチへの対応もガチャガチャせずにスウェーやボディといったボクシングテクニックも使いこなしていることが印象的でした。その他前足の牽制で軸足を動かさないことを徹底していたり、1ポイントの勝ち残りや20秒といったテンポの速いスパーリングを毎回行っていて、ポイントゲットに特化した競技向けのクラスでした。

 

こうした競技志向の高い選手クラスや、課題を中心とした基礎を着実に行うクラス、赤帯以上の上級者向けやキックボクシングといった細かいクラス分けができる前提には、常設道場、会員数とその質(フィットネスか選手か)、サブコーチ等といった条件があります。

 

もちろんこれが絶対的な成功モデルかはわかりませんが、世界に通用している強豪道場の一つがこうであるからには、目指すべき姿であると個人的には感じました。

休憩や柔軟も日本に比べ短く、そのような違いにどちらが良い悪いとは思っていませんが、こういった練習スタイルもあるのだという幅広い視野を身につけ、伝えられる経験になりました。

 

 

選手の方々の大きな目標にワールドカップ等へ出場することがあると思いますが、初戦で負ければ数十万円が3分で終わります。もちろんそれでも自分次第で大きな成長へつなげることができますし、私自身そうでした。しかし同じ時間やお金でも、また違った大きな成長が見込める様々な選択肢が可能だということを是非考えるべきだと思いました。

 

とは言え今回の出稽古は様々な方の協力やご縁のおかげで実現したことであり、van Roon道場長をはじめ本当に感謝しております。ただやりたいからと言って実現できた事ではないのですが、挑戦したいことがあるのなら何かしらアクションしてみないことには始まりません。今後も様々に挑戦し成長していきたいと思います

2014年

1月

15日

初詣ランニング!!!

皆さん初めまして。

10月だか11月だかよく覚えていませんが、それくらいの時期に準指導員になりました内山です。

就活等の関係でいつ頃から道場に顔出せるかわかりませんが、よろしくお願いします。

 

さてさて、先日行われた初詣ランニングについてでございます。

 

メンバーは小山さん、内山、高橋、上邉の4人です。

 

当日、昼の12時に小山さんの家に集合して。。。。。遅刻しましたがw皆で初詣ランニングが始まりました。

まず向かったのは東京ドームです。

小山家から東京ドームまでは恐らく3,4km程度だったと思いますが長距離走が苦手で嫌いで走ることが嫌いな自分にとってはなかなかキツイランニングとなりました。

いやぁ、久々に走ったのもあって一日が不安になりましたw

そこらへんは昔、小山さんの通勤コースで毎日走って通ってたとかなんとか。

ありえないっすねw

 

そんなわけで東京ドームに着いて記念撮影。撮影が終わるとすぐにつぎの目的地に向かって出発しました。

。。。。。。正直もう少し休みたいなぁという気持ちはありましたが、後輩二人がピンピンしているためそんなことは言えませんw

 

ちょっと東京ドームで止まっていたため、脚が若干固まります。上がらなくなってましたね。

休みたいけど休んだらキツイというなんとも複雑な状況でしたw

 

そんな感じで次の目的地である秋葉原を目指している途中、寄り道をしました。湯島天神です。

学業の神様がいらっしゃるとのことで、塾講師のバイトをしている自分は受験生のお祈りをしてきましたよー

 

湯島天神からすぐの距離に秋葉原があり、小腹がすいたのでケバブを食べました。

皆が自動販売機で水を買って飲む中、1人小山さんだけはドクターペッパーを飲んでましたねぇw

運動時に炭酸てどうなんだw

二酸化炭素ですぞw

 

食べたらすぐ、若干重くなったお腹で次の目的地、浅草を目指します。

浅草に着く途中で業界では有名だという刃物のお店とかでかいシロクマのいる店とか変わった店を見ましたのを覚えています。

浅草は着いても割と素通りな感じですぐにスカイツリーに向かって走りました。

 

そしてスカイツリーを間近で見るために、多くの観光客で賑わっている東京ソラマチを我々は走って登りますw

スカイツリーに着いて見たのは、スカイツリーの溶接部分です。なんとも奇妙な観光になりました。

やはり副師範は只者ではないですねぇ。。。

 

スカイツリーを下りて、最終目的地である亀戸の香取神社まで寄り道せずに走りました。

この頃にはもう脚の疲れもスタミナも何も感じずに無心で走ることができてました。ランナーズハイというやつでしょうか。。。

 

そんなこんなで香取神社に着きましたが

湯島天神、浅草寺と立派なお寺を見てきていたので香取神社小さいなぁ。。。とか思ってしまいましたねw

シカタナイネw

 

お参りをして試合で勝てると噂のお守りを買って、最終目的地を後にしました。

そこからはぶらぶら歩きながら亀戸をてきとーに観光。

 

てきとーに観光した後、用事のある高橋が抜けて残った3人で居酒屋へ。

 

随分飲み食いしましたw

1日走った日ですが、カロリー的に考えて+ですねww確実にwww

 

居酒屋で上邉がいじられまくってましたが、その話はまた今度w

 

そんな感じで初詣は終了となりました。

 

 

感想としては、東京って意外と狭いなぁってことと意外と走れたなぁってことが挙げられますね。

濃いぃ1日でした。

 

初詣ランニングから2日経った今でも全身筋肉痛ですw

 

 

 

こんなところで終わろうかと思います。

 

長文失礼しました!

 

皆さん今年もよろしくお願いします!

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2013年

9月

01日

世界は広い

初めまして。11月から文京区テコンドー倶楽部の準指導員に就任した牛木です。

 

会員のみなさん,よろしくお願い致します。

 

就任早々ですが(笑),世界選手権の遠征について報告したいと思います。

 

10月の22日~28日にかけて,スペインのベニドルムにおいて,

第18回テコンドー世界選手権大会が開催されました。

 

本道場からは,小山副師範と私が日本代表選手として参加致しました。

 

残念ながら,入賞することはできませんでしたが,とてもいい経験になりました。

 

この世界選手権での収穫は2つです。

 

 

1つは,日本のテコンドー選手の技術は決して低くない,ということです。

 

負けてはしまいましたが,身体能力と技術レベルでは外国の選手と差を感じませんでした。

ただ,海外の選手は日本の選手よりも,ポイントを取るのに長けていました。

なので,日本の選手も練習次第で世界レベルに到達できると思います( ´ ▽ ` )ノ

 

 

 

そして,もう1つは,世界選手権はジャージフェチには理想郷であること。

 

次こそはベネチアで,金髪ジャージ美女と写真を撮る!

 

 

12月8日に全日本テコンドー選手権があるので,2年後にベネチアに行けるように頑張ります。

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